HOPI族
アリゾナ州のプエブロ民族。19世紀後半に居留区も近いプエブロの、ZUNI族からジュエリー作りが伝わり、NAVAJO族と並んでオーバーレイ技法を多用したシルバージュエリー作りが始まる。2枚のシルバーの板を張り合わせることより着いた技法名で、一枚目(上側)のシルバーの板は様々な模様を描いて切り抜き、もう一枚(下側)のシルバーの板に上から被せる事により製作されます。模様を切り抜く精密な作業には定評があります。彼らは現在でもアリゾナ州の砂漠地帯でセカンド・メサと呼ばれる厳しい環境下で、電気、ガス、水道設備というライフラインを持たない敢えて昔ながらの厳しい環境下で生活を行なっております。それは、スピリチュアルな古よりの伝統と文化、そしてメッセージを守り抜く為であると私は信じております。ホピ・セカンドメサに漂う空気は真にネイティブアメリカンの神聖なる静寂した癒しを感じます。ホピの予言と言う著書が先般世界を震撼させ、彼らの世界観を世界中の人々に伝えた事で話題にもなりました。日本のメディア(世界でも始めて)が初めて”世界不思議発見”という番組で紹介出来たのも2006年が初めての閉鎖的な世界でもございます。よく、HOPI族製作のインディアンジュエリーと謳うコピー商品が出回っておりますが、その出来栄えには雲泥の差が有り、作品には必ず製作者のホールマーク(刻印)が刻み込まれます。PUEBLOでは、製作者より現地直接買い付けの本物の手作り品のみを取扱っております。

                                 
NAVAJO族
ニューメキシコ州、アリゾナ州と広範囲に渡って居留するネイティブアメリカン最大の部族。農耕民族が多い中、狩猟民族として繁栄する。ネイティブアメリカンの中でもシルバージュエリー作りを始めたのは一番早く、大きなターコイズ、ラピスラズリ、オニキスなどをあしらった大胆なデザインが特徴です。また、イーグルフェザー、ベアーネイル等のナハホ族独特の素材も事たくみに取りこみ独特の形態を作り出しております。ネイティブアメリカン製作者において世界的にも著名なアーティストも数多く現在でも存在し、毎年ニューメキシコ州のサンタフェで開催されるインディアンマーケットのイベントで数多くの賞にも輝いております。そして、アメリカ・インディアンといえば、まず最初に思いつくのがナバホ(西部劇でもおなじみ)族ですね。作品の中でも、出所(産出鉱山)のしっかりと致しましたターコイズ、切れ味鋭い(他の製品とは一線を慨す)スタンプワークが魅力であると確信致しております。広大な台地の基で大胆繊細に作り込まれる作品の数々は、真にネイティブアメリカンジュエリーの代表格です。
                              
ZUNI族
ニューメキシコ州のプエブロ民族。ニードルポイント技法、インレイ技法を使用したカラフルなデザインが特徴です。ニードルポイイントとはターコイズ、コーラルなどを小さくカットし、花びら状に留め金にセットする方法です。インレイはターコイズ、オニキスなどの石を粒状に砕き、型に流し込んで様々なモチーフに仕上げる技法で、ターコイズ、ジェット、コーラル、マザーオブパールなどの石が好んで使用されます。また、スネーク、レインボーマン(伝説の精霊)、トンボ(ドラゴンフライ)、変わった所でディズニー・モチーフのデザインなど、多彩な作品作りを手がける所に魅力を感じます。その多彩な色使いとデザインは、彼らだけが持ちうる感性のみが成し得るネイティブアメリカンならではの持ち味であると認識いたします。そして、先程ご紹介致しました、とてつもなく労力の掛かるニードルポイント技法、インレイ技法を忠実に確実にハンドメイドとして確立できるのは彼らのみです。

                                 
SANTODOMINGO族
ニューメキシコ州のプエブロ民族。ターコイズやジェットなどの石、又、リオグランデ川の近くに居留している事もあり、コーラルや貝殻などを使用し、筒状のビーズに細かくカットして繋ぎ合せる手法が得意。カラフルな模様、テーパー状にボリュームの有るデザイン、独特のコンビネーション柄がとても目をひきます。その中でも”ヒシィ”スタイルと呼ばれるネイティブアメリカンジュエリー最古のデザインは部族の垣根を越えまして、現在でも制作現地で様々な部族が愛用を致しております。実際、製作現地へ商品買い付けへ赴きましても、身に付けられておられる方々の姿が目に付きます。単純に見える外見ですが、製作工程はボリューム感を付ける為への配慮と、素材が柔らかい事に増して細かなパーツへ仕上げる事への考慮に伴い、緻密にして熟練した経験を要する厳しい所を目の当たりに致しました。PUEBLO立ち上げ当初より現在、そして今後とも力を入れて行きたい作品たちでもございます。
                                

☆ PUEBLOで取扱うネイティブアメリカン部族の詳細 ☆

Indian Jewelry の歴史
彼らの暮らすアメリカのサウスウエスト地域といえば、砂漠の乾燥地帯で、サボテンやスゲなどの植物しか育たない人間が暮らす環境としましては非常に厳しい荒野です。私も、年に幾度と無く商品買い付けへインディアンジュエリー製作現地へ足を運びますが、今でもライフラインの整備されていない生活環境は厳しい状況を極めておりますと把握いたします。このサウスウエストに、北からは遊牧民であるナバホ族が、南からは土地開拓を行なってスペイン人が移り入ってきました。また、古来よりこの地で暮らし続けるプエブロ(PUEBLO)族が居住しておりました。この三つの異文化が融合する事により、現在に伝わる完成されたスタイルのインディアンジュエリーが確立されてきたのです。その後、メキシコとの公益による新たなジュエリー製作技法の導入、ターコイズ、動物の骨、貝殻等の限られた原材料より幅を広げたものを使うように発展していきました。中でも、ここサウスウエストに位置するアリゾナは、アメリカで最大のターコイズ産地であった事も重なり、インディアンジュエリーの素材としても多用されて参りました。併せて、ターコイズの青さは水の色、空の色と重なり、大地と供に暮らす彼らにとっては神聖なる石とされてきました。ターコイズは、身に付けられた方へ降りかかる災いを吸収して更に青く美しく輝きを増し、幸福を齎す尊い存在と致しまして大切に取扱われます。ネイティブアメリカンの中でも、ナバホ族は好んでターコイズを使用します。ナバホが最初にターコイズを使ったのは、プエブロ族より物々交換で手に入れたのが起源とされ、原石の形を生かしつつも表面に磨きを施した独特のスタイルを確立しております。ズニ族はインレイ、ニードルポイント技法という高度な技術を習得する事により、ターコイズを粉状に細かく砕いて型に流し込み、固めて造形するという作風を得意としていきました。サントドミンゴ族はプエブロ族に古来より伝わる、ターコイズを細かなビーズ状に加工して繋ぎ合わせるヒシィと呼ばれる制作方法を守り抜きました。その側で、ホピ族はSILVER.925のプレートを繊細に切り抜くオーバーレイ技法へ拘っていきました。しかし、その文化的背景には全てを剥奪された時代、宗教的な弾圧等想像を絶する抑圧を余儀なくされた事を踏まえての現在を迎える所でもあり、厳しい生活が続く彼らよりのメッセージが込められる唯単に美しさのみを求めるジュエリーではございません。ここでは、より深い歴史と文化的な詳細までは踏み込みませんが、神聖なる彼らが作り出すジュエリーは、魂とメッセージが込められた只者ではない、世界で唯一つの貴重にして希少な手作り品で有る事を認識して頂けますと幸いに想います。